宮城県教育委員会では東日本大震災の教訓を踏まえ,各学校園における防災教育の充実を図ると共に防災管理体制の整備を進めており,指導教材として防災教育副読本を作成・配布するとともに,その活用について推進協力校で研究開発を行っている。さらに,防犯を含む生活安全教育や交通安全教育についてもその重要性を認識し,児童生徒の安全・安心を守るための教職員研修等一層の充実を図ることとしている。
また,東北大学災害科学国際研究所においては第3回国連防災世界会議をきっかけに防災教育国際協働センターを設置し,防災教育日本連絡会や日本安全教育学会をはじめとした国内外のネットワーク構築,学際研究,人材育成を推進している。
震災から5年が経過した今,国連防災世界会議で採択された仙台宣言の実現に向け国際的な視野に立って,これまでの取組や活動について広く国内外に発信すると共に,研究機関や教育実践機関等が互いの取組について理解を深め,課題解決に向けた協議を行い,今後の防災教育を含む安全教育,安全体制の発展に資する。
宮城県教育委員会 東北大学災害科学国際研究所防災教育国際協働センター
大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター
岩手県教育委員会,福島県教育委員会,防災教育日本連絡会,日本安全教育学会,全国学校安全教育研究会,東京都学校安全教育研究会,学校安全教育研究所,宮城教育大学附属防災教育未来づくり総合研究センター,東北地理学会
平成28年11月24日(木)10時15分開会(9:30受付)
東京エレクトロンホール宮城(仙台市青葉区国分町3-3-7 電話:022-225-8641)
(1)教職員(安全担当主幹教諭,防災主任,養護教諭等)
(2)市町村教育委員会・教育事務所の学校安全担当者
(3)学校のPTA会員
(4)大学等の研究機関関係者
(5)その他の安全教育及び防災教育関係者 等
総合司会: 中鉢晶子 (宮城県教育庁スポーツ健康課指導主事)
10:15 開会 | (9:00 受付開始) | |
10:15~10:30 |
【開会行事】 あいさつ 髙橋 仁(宮城県教育委員会・教育長) 佐藤 健(東北大学災害科学国際研究所教授,防災教育国際協働センター長) |
|
10:30~10:40 |
【世界各国との防災交流中継】 「世界津波の日 高校生サミット宮城県交流会」及び「インドネシア・アチェ津波博物館」 |
|
10:40~11:40 |
【特別講演】 「教科学習につながりを持たせ学校を地域に開くカナメとして防災教 鈴木 克明 (熊本大学大学院教授・教授システム学専攻長) |
|
11:40~12:00 |
【学校安全実践発表①】 「セーフティプロモーションスクール認証による学校安全体制構築を目指して」 (石巻市立鮎川小学校) |
|
12:00~13:30 | 昼食・休憩・展示発表(12:20~13:20) | |
13:30~13:50 |
【学校安全実践発表②】 「地域と連携して取り組む学校安全体制の構築」 (大崎市立岩出山小学校) |
|
13:50~14:05 |
休憩・移動(15分) |
|
14:05~15:35
|
【震災から5年,未来へつなぐ防災教育を考える】 校種別分科会 |
|
1.みやぎ防災教育推進協力校実践発表 2.仙台市実践発表 3.岩手県実践発表 4.福島県実践発表 5.パネルディスカッション
|
【小学校部会】 大ホール 1.宮城県・岩沼市立玉浦小学校(8分) 宮城県・栗原市立栗駒小学校(8分) 仙台市立片平丁小学校(8分) 2.岩手県・宮古市立川井小学校(8分) 3.福島県・富岡町立富岡第一小学校(8分) 4.パネルディスカッション(40分) 講評 堀越清治 (宮城教育大学付属防災教育未来づくり総合研究センター特任教授) |
|
【中学校部会】 601会議室 1.宮城県・大崎市立鹿島台中学校(8分) 宮城県・南三陸町立歌津中学校(8分) 仙台市立高砂中学校(8分) 2.岩手県・八幡平市立西根第一中学校(8分) 3.福島県・柳津町立西山中学校(8分) 4.パネルディスカッション(40分) 講評 小川和久(東北工業大学教職課程センター 教授) |
||
【高等学校部会】 602会議室 1.宮城県立多賀城高等学校(10分) 宮城県立石巻西高等学校(10分) 2.岩手県立大船渡東高等学校(10分) 3.福島県立白河旭高等学校(10分) 4.パネルディスカッション(40分) 講評 佐藤 健(東北大学災害科学国際研究所防災教育国際協働センター長) |
||
【特別支援学校部会】 603会議室 1.宮城県立気仙沼支援学校(10分) 宮城県立角田支援学校(10分) 2.岩手県立釜石祥雲支援学校(10分) 3.千葉県立東金支援学校(10分) 4.パネルディスカッション(40分) 講評 野澤令照 (宮城教育大学 学長付特任教授) |
||
15:50~16:05 |
【分科会報告】 |
|
16:05~16:30 |
【閉会行事】 特別合唱「わせねでや」 宮城県仙台南高等学校音楽部合唱団 あいさつ 松本文弘(宮城県教育庁スポーツ健康課 課長) |
|
16:30 |
閉会,解散 |
(1)宮城県内の学校関係者(教職員,市町村教育委員会,教育事務所,学校のPTA会員)の参加者
○市町村立学校(幼稚園含む)及び市町村教育委員会の参加者については,別紙参加申込書を各市町村教育委員会が取りまとめのうえ,宮城県教育庁スポーツ健康課あて電子メールにて送付してください。
○国立,県立及び私立学校,教育事務所の参加者については,別紙参加申込書に記入のうえ,宮城県教育庁スポーツ健康課あて電子メールにて直接送付してください。
(2)宮城県外の学校関係者及び大学等関係者(宮城県外の教職員,学校関係者大学等研究機関関係者,安全教育及び防災教育関係者等)の参加者
○「東北大学災害科学国際研究所防災教育国際協働センター」HPより直接申し込みください。
(1)昼食について
各自で御準備願います。
(2)展示発表について
昼食・休憩(12:20~13:20)の時間に各学校での安全教育・防災教育に役立つ教材や資料等を関係機関がブースにより展示発表しますので御覧ください。
(3)交通手段(駐車場の利用)について
一般交通機関を利用してお越しください。
お車でお越しの場合は,近隣の駐車場を御利用願います。
(4)その他
この申込書に記載された個人情報については,本大会に関する業務以外には使用いたしません。
申込期限 平成28年11月1日(火)
[trust-form id=545]
Springer社より、当センターの桜井愛子 准教授が共著者である”Disaster Resilience of Education Systems:Experiences from Japan”が出版されました。当センターのメンバーである、滋賀大学 藤岡達也 教授、宮城教育大学 小田隆史 特任准教授の寄稿も収録されています。詳しくは、研究ページをご覧ください。
Journal of Disaster Research Vol. 11 No.3 ”Special Issue on the Third United Nations World Conference on Disaster Risk Reduction (WCDRR) – Public Forum” にセンターメンバーである、宮城教育大学 小田隆史 特任准教授、桜井愛子准教授・佐藤健教授による論文が掲載されました。詳細は、研究ページをご覧ください。
2016年6月22日、仙台市立七郷小学校で文部科学省平成28年度研究開発校第1回運営指導委員会が開催されました。滋賀大学 藤岡達也教授(当センターメンバー、東北大学客員教授)、佐藤健教授が参加し、小学2年生、4年生の研究授業の視察、今年度の計画と進捗を確認するとともに、運営指導を行いました。
2016年5月20日(金)東北大学災害科学国際研究所棟1F多目的ホールで、「防災教育:実践とその評価」をテーマに第35回金曜フォーラムが開催されました。防災教育に対する災害科学国際研究所の多様た取組みが紹介されました。以下が発表者とタイトルになります。発表要旨はこちらから。
1. 16:30-16:50 (発表20分)
タイトル:「防災教育が学校教育に定着するために必要なこと」
話題提供者: 佐藤 健
(情報管理・社会連携部門 災害復興実践学分野)
2. 16:50-17:10 (発表20分)
タイトル:「防災教育の授業設計:
話題提供者: 桜井 愛子・北浦 早苗
(情報管理・社会連携部門 災害復興実践学分野)
3. 17:10-17:30 (発表20分)
タイトル:「目線を変えて可能性を探る減災意識啓発教育」
話題提供者: 保田 真理 (災害リスク研究部門
津波工学研究分野)
4. 17:30-17:50 (発表20分)
タイトル:「
話題提供者: 久利 美和 (リーディング大学院
グローバル安全学トップリーダー養成プログラム)
5. 17:50-18:20
質疑応答・総合討論